マンスリーコラム

こんにちは。院長の新です。

今年も残り僅かとなりました。

今年は暖冬と言われていますが、寒暖の差があり体調を崩される方が増えてきました。インフルエンザも猛威を振るい出しています。新くりにっくでもインフルエンザの予防接種をお受けになる方が多いです。年末年始のあわただしい時期です。免疫力も疲れから落ちやすくなります。手洗いうがいはもちろんですが、免疫力を上げるサポートを少しでも心がけるようにし、元気に2020年をお迎えください。どうしたら免疫力が上がるの!?と言う方は、お気兼ねなく新くりにっくにお越しいただくか、過去記事のブログをお読みいただけると幸いです。

年末らしく、今年を振り返ってみますと、年号が変わった事が日本国民にとり、やはり大きなトピックスとなると思います。人生80年と言われる現代においてでも、年号が変わると言う大切な一大イベントを体験できることは、とても貴重な体験と言えると思います。私個人としましても、昭和、平成、令和と3つの年号にまたがり生きるという事は、とても貴重な体験であり意味がある事なのだろうと感じております。

さて、さらに私個人の振り返りとして記憶に残っているのが、ラクビーW杯!!日本代表がBest8となり私だけでなく日本中が沸き上がりました。続けとばかりに、世界野球プレミア21では、世界チャンピオンにまで登りつめた侍ジャパンの輝かしい活躍に大興奮!今年の秋は何かと、スポーツ界の奮闘に元気と勇気をもらいました。スポーツマンシップにのっとり、ただひたすらにプレイする選手を見ると、こうありたいと不思議と自分も自分のフィールドで頑張ろうと思います。

さて、話は変わりますが、最近の診療において、珍しい疾患を診る機会を頂きましたので、皆様にシェアしようと思います。 柔軟剤・芳香剤・洗剤などの日用品で、呼吸困難・しびれ・全身の腫脹を生じてしまうようになった患者さま方のお話です。 患者さま方と書きましたのには、理由があります。何と驚いたことに、このような同じような症状の方が立て続けに3人も来院されたのです。疾病名は、テレビなどでも報じられている“化学物質過敏症” 。この疾病にかかると、日常的によく使用する洗剤や柔軟剤、石鹸、ボディソープ、食器洗剤など、あらゆる化学物質にアレルギー症状が出てしまいます。また、時には生命を脅かすレベルの症状も発生する場合もあり、かなり厄介な疾患と言えるでしょう。比較的新しく理解された疾病となるため、この疾患に理解ある医師も少なく、1度症状が出てしまうと、患者様にとても負担になる疾病ではないかと思われます。科学物質と名前がついているので、都会に多い疾患と思われがちですが、全国規模で身近な疾患になりつつあります。 以前は聞いたこともない病気のはずが、いまや日本での有病者は100万人を超えるそうです。いつかは、花粉症のように、いずれありふれた病気に変わっていく可能性があります。

他にも、同じようなアレルギー疾患として、咳喘息やアトピー咳嗽なども、新しい疾患として続々登場しています。こうしたように次々と新しい病気が出できていいのか・・・・。 良くないよな・・・・。と、個人的に不安を感じずにはいられません。

私は、病気の原因を考える時には“歴史”を紐解いて考えます。
まず、病名はいつ頃作られたのかを考えます。 例えば・・・・
1933年 アトピー性皮膚炎
1963年 スギ花粉症
1979年 咳喘息(風邪の後に残る咳込む症状)
1992年 アトピー咳嗽(喉がむずむずし咳が出る症状)
1997年 化学物質過敏症

ここ50年から60年の間に、アレルギー疾患は、様々な形で私たちの体に疾病と言う形で猛威を振るっているのです。なぜここ何十年の間で、こんなにもアレルギー疾患が増えたのでしょうか。不思議ですよね。

野生の“動物”を思い起こしてみてください。 私は、人間と同じ哺乳類である動物をみることで、本来の動物的な健全な生き方がわかるような気がします。そうです、動物は人工的な抗菌グッズや消臭剤、ましてや農薬などの化学物質は使っていません。自然の中で、ただ日々生きているのです。また、体を日々の生活の中で癒し整えるには(自己治癒力) “植物”の力を借りるのが最適だと思っています。新鮮な旬の野菜や果物は腸内環境を整え、結果アレルギーを防いでくれます。1度の多くの量を採るのが難しい場合は、植物由来の漢方薬、天然サプリメント、ホメオパシーなどで代用するのもよい方法だと思います。

“化学物質過敏症” この疾患の出現は、まさに現代病であり「社会問題のひとつ」なのではないでしょうか。世界一きれい好きで知られる日本人だからこその「抗菌」、「害虫は根こそぎ駆除」、「食品には食中毒を防ぐ防腐剤」。「なんでもかんでも清潔に、きれいにしなくてはいけない」といった考え方、常識がはびこっている状況の異常さに気付く必要があるのかもしれません。こうした疾病に直面するたびに、疾病が世の中に「今、何をすべきか」を問うている気がしてなりません。

映画にも本にもなりましたが、りんご農園をしている青森県に住む木村秋則さんの奥様もこの同じ病気でした。リンゴは甘くておいしく芳醇なかおりを放ちます、虫も人間同様この香りに誘われてやってきます。農薬散布が当たり前と言われるリンゴにおいて、疾病の原因とされる農薬散布を止めて、リンゴの生産をすることで試行錯誤をされて大変苦労されたようです。ですが、必ず無農薬のリンゴは出来ると信じてあきらめなかった結果、無農薬のりんごを栽培することに成功したそうです。夫婦愛がなせる技でしょうか。いいえ。それももちろんあるでしょうが、きっと木村さんは、手塩に掛けた可愛いリンゴで妻のように苦しむ人を生み出したくないと考えたのではないでしょうか。食品関係の職業の方には、安心安全をユーザーに提供する義務があります。木村さんは、まさにプロ中のプロだったからこそ、安心安全なリンゴを提供したいと考えたのだと思います。美味しく楽しく安全に食するからこその自然治癒力も上がるというものです。

疾病は、ただ罹ったら怖いではなく、私たちに、考え方や行動を変えるチャンスを貰っているのかもしれません。当新くりにっくでも、通常の内服治療だけにとどまらず、あらゆる患者さまのニーズと体の個性に合わせた治療法を導入しております。 点滴療法、腸内環境改善、サプリメント治療など日々情報を収集し、今に甘んじることなく最新の治療をさせて頂いております。

来年も初心を忘れず、さらに進化し続けながら、患者様に寄り添いながら、粉骨砕身!
スタッフと一丸となり励みたいと思います。

2020年もどうかよろしくお願いいたします。

 

新くりにっく
院長 新  浩一

 

 

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