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ホームページコラム 筆不精医誌曖昧模糊 -あいまいもこ-

花粉症について

VOL.19
2016.03

こんにちは 院長の新です。

 

金沢も暖かな春の日差しを日増しに感じるようになりました。

早いもので、三月です。去年の今頃は、北陸新幹線開通を心待ちにしていた事を思い出します。北陸新幹線の開通により、本当に近くなった東京と金沢ですが 医者の学会、研究会などは、東京が多く、また友人知人にも会える機会も増えました。ありがとう!北陸新幹線!

 

さて・・・・話は、本題へ。今月は、先月開催したセミナーについて書こうと思います。テーマは、「花粉症について」。花粉症について、皆様に良く知られている一般的な内容から今行われている治療について、また世界三大花粉症などについてもお話しをさせていただきました。

 

現代病と言われる花粉症ですが、長い間花粉症でお悩みの方も沢山いらっしゃいます。花粉症は、アレルギー疾患の代表的なものですが、他にもアレルギー疾患には、気管支喘息、アトピー性皮膚炎・アレルギー性鼻炎、食物アレルギー等々があります。アレルギー疾患は、なぜこんなに増えているのか。アレルゲンの増加、食生活の変化、環境汚染、腸内細菌環境、ストレスなどの要因については、ご存知の方も多いことでしょう。環境汚染も勿論ありますが、逆にきれいすぎる環境作りも原因になりえます。私は、消化器内科医ですので腸内細菌環境を整えることもアレルギー疾患へのアプローチのひとつとして重要であると考えています。この辺りにつきましても、セミナーでは詳しくお話しさせていただきました。長年、花粉症の治療をされてきているベテラン患者様から、「ためになった!知らない情報があった!」と喜んでびいただき、私も大変うれしくセミナーを終えることが出来ました。

 

今回は、アレルギー疾患の中でも比較的一般的な花粉症を取り上げましたが、アレルギー疾患の増加は、実は日本を含む先進国の大きな問題になっているのをご存じでしょうか。日本でも厚労労働省が去年12月にアレルギーの重症化により死に至るケースもあり職場や学校などあらゆる場面で多大な影響を及ぼしているとし「アレルギー疾患対策基本法」を施行しました。現代病と認知されつつも、まだまだ色々な情報が整理整備されていない比較的新しい疾病であるアレルギー疾患。

 

特に子ども達へのアレルギーに対する対策は、急務ではないかと肌で感じています。子育てをしていく中で様々な悩みは尽きませんが、アレルギー疾患を抱える乳幼児のお母さまがたのお悩みはおしゃべりがまだできない乳幼児だからこそ辛いものがあり、また話しが出来るようになってきたお子さまたちでも子どもは自分に起こっている病気の現状を把握できませんので、治療に伴う色々な制限があったり、ただただ痛いかゆい辛い思いをします。これから子育てをされるお母さまたち、現行子育てされているお母さまたちにも小児科の先生方と協力し医療の現場から少しでも多くのアプローチの仕方や方法を働きかけることができたらと考えております。

 

来月のセミナーでは、「禁煙について」お話しさせていただきます。タバコは、百害あって一利なし。と言われており、ニコチン、一酸化炭素、タールの害が有名です。それ以外にも、タバコには、実に4000種以上の化学物質が含まれています。その中には、発がん物質も含まれることもご存知でしょうか。「百害あって一利なし」わかっていてもやめられない!今、ニュースで連日取り上げられている麻薬と同じです。かく言う私も十数年前は、筋金入りのヘビースモーカーでした。医局のトイレで隠れて吸っておりましたので、かなりのヘビースモーカー振りです。ですので、やめたいけれどやめやれない方の気持ちは痛いほど分かります。特に、飲酒中や食後、ストレスの溜まった時程、無性に吸いたくなりますね。頑張って働いた後のビールと一服。ぐびり。くうー。ふうう。とすると、訪れるたまらない達成感と至福のひととき。・・・・なのも知っていますし、分かります。

 

当クリニックの担当MRの諸君。そう、貴方ですよ。喫煙者多いですよね。大変なお仕事ですし、気持ちは分かります。タバコをやめると良いことだらけ!世界が変わります。本当です。筋金入りのヘビースモーカーの私がなぜたばこをやめられたのか?セミナーでは、そんなお話をしようと思います。「タバコやめてたまるか!」と思っている方こそ、是非ご参加ください。決して無理にやめさせようとはしません。自分でやめたいと思わなければ意味が無いのですから。

3月26日(土)14時~より やめたいのにやめれない!そもそも、タバコの何が悪いの!?
タバコ大好物です!な皆様のご参加をスタッフ一同お待ちしております。


 

院長 新  浩一

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