マンスリーコラム

明けましておめでとうございます。
こんにちは 院長の新です。

今年は、申年。猿といえば1匹のボスが群れを束ねる社会性の強い動物です。私もボスとして新くりにっくスタッフをぐいぐい引っ張っていかなければと 心新たにしております。本年もスタッフ一同、元気に明るく頑張りますので、よろしくお願いいたします。

先月のコラムの最後に 「人間関係から来るストレスや今起きている事象を解消するのは、容易なことではありません。こちらは、“歪み”からくるものなのではないでしょうか。こちらも冷静に見つめることができるのです!続きは1月号で!」と大きなことを書いて年を終えてしまいました。書いた後に表現の難しさを感じ、後悔をしたのですが・・・。

実は、20年あまりの診療の中で感じていたことがあります。それは、消化器疾患や糖尿病、呼吸器疾患、脳疾患など疾病の種類と患者様の性格との間には、なにか特徴があるのではないかということなのです。 病気になって性格が変わってしまったのか? それとも、性格からその病気になっているのか? 卵が先か、にわとりが先かの問いに似ていますが、私の頭の中でいつもそんな疑問が悶々と渦巻いていました。他の先生方やベテラン看護師さんなども「あの方、○○の病気っぽいな」と感覚みたいなものは時折感じていらっしゃるのではないでしょうか。考えれば考える程、また注視して観察すればするほど、患者様の性格が先にあり、その性格ゆえの思考が病気を作り上げているのではないか?という所に行きつきました。思考とは、頭の中で考えること、物事を解決するための過程を差します。つまり、一種の思考は、病を作りだすこともある。勿論、病気の原因は、他に遺伝的背景・食生活・ストレス・睡眠・喫煙歴などなど様々な要因が考えられますが、もし患者様の思考と疾病の関係を定義づけられたら、一つの解決する指標になりうるのではないか。もしこの考えがあっていたとしたら、いくら癌腫瘍を取り除いたとしても思考を変えなければ、また癌腫瘍が作りだされてしまう可能性もあります。逆に患者様の思考パターンを知ることで病気の予防ができるのではないかと思いました。

また、長年の診察で患者様からの話しを聞いていると、本来願っている生き方と違う生き方をしている人に病気になられている方が多いように思うのです。「本当は、私はこうしたいのに・・・・現実は、全く違う・・・」怒りの感情 「私は、お嫁に来てから長い間こうして来たけれど、本当は嫌で嫌で・・・」悲しみ、あきらめの感情 家族のため、子供のため、生活のためというのは、誰でも少なからず持っている思いです。しかし、本当の自分(本音)という軸からのずれが時間とともに振れ幅が大きくなり、思考から無意識に身体からサインが出ていて、それが病気となり、警告しているのではないのかと思うのです。その現われ方が、思考のパターンが人様々異なるように、人によっては、癌腫瘍だったり、脳疾患、呼吸器、循環器疾患など様々な疾病・・・・だったりするのではないでしょうか。人は、それぞれお顔が異なるように思考も様々です。これは、長い間の経験や環境などによって育まれてきたものと元の性格にもよると思います。

ある患者様のお話しです。
「子供の頃は、どんなお子さんでしたか」と伺うと
「子供の頃は、比較的のびのびしていて、親の言うことを聞かないきかん坊でした」という方がおりました。
大人になった現在は、
「周りの顔色をうかがい言いたいことを一言もいえず思いをずっと溜めています」
どうして、この患者様がこの様に思考が変化したのかは、ここでは割愛させて頂きます。

患者様ですので、病気になり新くりにっくにいらしたわけですが、この患者様の病気は、胃腸、消化器の病気でした。本来は、活発で社交的なのに思っている事を言えずに腹にためて蓄積している方に、この胃腸の病気は多いような気がいたします。また、神経が細かく病気を未然に防ごうと日々神経質に気にしすぎる人は、次から次に病気になる傾向もあるような気がいたします。今までの経験と環境、そして性格が作り出した思考パターンを変えるのは簡単ではありません。 起きている事象を変えるのも容易なことではありませんよね。しかし、病気の見方を今までとは少し変えてアプローチしてみるだけでも、捉え方が変わるようになり、徐々に思考すらも変わっていくのではないでしょうか。

「思考が病を作り上げている」
「思考と疾病はリンクする」

実は、このことは、私が開業をして一番検証したかったことなのです。
病は気からの真実!
これからじっくり解明していきたいと思います。

 

院長 新  浩一

 

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