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ホームページコラム 筆不精医誌曖昧模糊 -あいまいもこ-

便秘について

VOL.13
2015.09

こんにちは 院長の新です。

夏休みも終わり9月になりました。
今月は、「アンチエイジング」についてお話しさせていただきます。

 

「アンチエイジング」と聞きイメージすることは、「若返り」「美肌」など美容に関わるイメージが湧く方が多いのではないでしょうか。医学の道は、日進月歩。ここ数年の医学の進歩により、老化のプロセスが解明されてきており、癌などの疾患も老化の一種という捉え方になってきていることをご存知でしょうか。同時に早期に発見するという時代から、未然に防げる時代へと変わりつつあると私は思っています。

 

老化のスピードは、どの人も同じだと思われている方が多いかと思いますが 実は、老化のスピードは、人それぞれでありかなりの個体差があります。ほぼ同じ年齢である学生時代の同級生。暫く振りの同窓会などで再会し驚いたことはありませんか。 若々しい人。とても老けて見える人。外見だけではありません、血管年齢が実年齢よりプラス10歳の人。骨密度が実年齢より若い人。こういった内側の老化も人それぞれ様々なのです。内も外も若々しく健康的に年を重ねて行きたいものです。

 

前号で便秘についてお伝えしましたが覚えておいででしょうか。「腸」はとても大切な臓器です。というお話です。お時間がある方はバックナンバーを是非読み返してみて下さい。便秘を解消するには、腸内細菌叢のバランスがとても大切で、腸は、第二の皮膚とも第二の脳とも言われています。腸をキレイにすればお肌もキレイになり、腸を健康にすれば体も健康になるというわけです。私は、消化器内科医なので「消化器内科のアンチエイジング」を目指したいと思っています。腸内細菌層のバランスを知ることができる腸内フローラ検査など、今後皆様の体の中が現段階でどうなっているのか目で見て数値で分かる検査を随時取り入れていこうと思っております。検査するだけでは、その後どうしたら良いの?ともなりますので、勿論検査結果を踏まえてしっかりとカウンセリングを行い、各方々に必要な診断、診察を行っていこうと思っております。

 

「肥満は老化を加速させる」と言われています。身長に応じた理想体重よりも多くなる=太る事は、体に負担を掛けることとなり良くないのですが、加齢とともに運動・代謝量が落ちて来るので、年齢とともに痩せにくくなるのも事実です。これは、私も身をもって感じていることです。 実は、太りやすさも人それぞれで個人差があるのですが、これは遺伝的な体質の違いが原因のひとつに揚げられます。それに関連する遺伝子を調べることにより効果的なダイエット方法が現代では検査により分かるのです。何とも便利で有難いことです。

 

新しい消化器内科の形としてそんな理由から、これからアンチエイジングにも力を入れていきたいと思っています。

 

院長 新  浩一

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